昨日今日の2日間、東北の某県で道路設計のための現地踏査(道路が布設されるところを見て歩くこと)をしてきた。設計区間はまさしく山奥。設計が決まっているところは工事が始まっているが、うちが担当する区間は大雑把な設計しか決まっていないので、幅杭(道路の境界線みたいなもの)が地面に刺さっているだけ。なので、ほとんど未踏の地をひたすら歩き、水の流れ(工事のみならず、道路が出来てからも水の制御は重要項目)と地形条件を確認する。
設計区間のほとんどが森林なので薄暗いし、湿気が多いため地面は常に泥状態。デジカメと記録用のクリップボード片手に見たことも無い虫を払い除けながらの調査。地形自体は山とは呼べない程度の高さで、地質は良好。土の強度としてはそんなに難しいことを考える必要は無い。植物も昔林業を行なっていたせいか、針葉樹が多い。なので、レッドデータブック(絶滅危惧種の図鑑)に載っているようなものは多分無いと思う。これは専門の調査員がきちんと調べているのでノータッチ。そんなものは知らないし、興味も無い。ただ、道路用地買収に伴い、手入れがされていないので植物もやりたい放題。こいつらは工事で死ぬ運命にあるのだが、今火を放って見通しを良くしたい衝動に駆られる。
見たのは設計区間である3kmくらいだけど、それは平面での3kmであって、立体で見ればどれだけ歩いたのか見当がつかない。まあ、送られてきたCADデータからでは判断がつかないところは全て確認できたし、現場を見ることによって設計のイメージが明確になった。泥臭いけど、大事なことだし、意外と楽しい。帰りは疲労で電車で泥のように寝てたけど。